紫の薔薇の品種
薔薇の種類は、1876年に発表されたハイブリッド・ティー・ローズの第一号「ラ・フランス」を境に、それ以前に作られたバラを“オールドローズ(古代バラ)”、以降に作られたバラを“モダンローズ(現代バラ)”といいます。
最も古い紫色の薔薇は「カージナル・ド・リシュリュー」と呼ばれる品種です。「カージナル・ド・リシュリュー」は、1847年以前に、ベルギーで作出されたオールドのガリカローズで、一季咲きで中輪の可愛らしいボンボン咲きの花を咲かせ、花色は、オールドローズの中でも、最も青に近い色を持つ薔薇の一つと言われています。
「カージナル・ド・リシュリュー」
60枚にも及ぶ花びらと鮮烈な芳香で一季咲きながら時代を経ても愛培家が多いオールドローズです。17世紀ルイ13世のもとで宰相ととして辣腕をふるったリシュルー枢機卿にちなんで命名されました。乱れがちに咲く、深い花色と強い香り、そして女性ではない名前…強い個性を感じる薔薇です。
他にも私的に気になる紫の薔薇を集めてみました。
ラプソディインブルー(Rhapsody in Blue)
紫色の半八重咲きの薔薇で、日向や気温が高いと色あせ日陰で色鮮やかに咲きます。花は房咲きとなり、四季咲き性が強く香りはスパイシーで強香です。
「ラプソディインブルー」
つるたそがれ(Tasogare Climbing )
紫系の中では最も多花性だそうです。名前の様につる薔薇ですが、枝を直立させてもたくさんの花を咲かせます。庭が狭いという家でも育てることはできます。
「つるたそがれ」
ブルー・フォー・ユー
さえた青みの淡紫に底白となるモダンな花色が魅力的なのです。寒冷地や半日陰で一層鮮明に発色します。花つきのよい半八重咲きで、香りはスパイスとブルー系をミックスした芳香です。
「ブルー・フォー・ユー」
紫の薔薇の花言葉
「紫の薔薇」と言うだけで、何を連想しますか?私は、漫画の「ガラスの仮面」です。実は、その世代です。「紫の薔薇」が実在するんだと知ったのも、この漫画のお陰でした。「私も紫の薔薇をプレゼントされたいな~」と中学、高校生あたりではかなり憧れていました。
紫の薔薇の花言葉は
「誇り」「尊敬」「気品」「上品」です。
私の場合、花言葉のような人格が備えられなければ、誰かから「紫の薔薇」をプレゼントされるなんて一生憧れで終わってしまう感じです。逆に、私の周りには、本当に素晴らしい方々ばかりなので「紫の薔薇」をプレゼントしたい人はたくさんいるんですけどね。
そんな感じで、「紫の薔薇」を利用することが良いかと思います。あまりお安くないお花なので、自分の気持ちを託してほんとーーーーーーに大切だと思われる方にプレゼントすることをお薦めします。また、自分は絶対こうなりたいと言う思いがある方は、たまに、自分を応援する意味で自分へプレゼントすることも良いかもしれません。
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薔薇以外の紫の花
薔薇以外で、紫の花と言うとどんな花を思いますか?私がとっても好きな花の一つでもありますスィートピーとかは、いかがですか?
「スィートピー」
以前は、スィートピーを見かけると春が来たな~と感じて何か、ウキウキした気持ちになりました。それが、どんどんスィートピーの始まりが早くなって、最近では、12月あたりから花屋で見かけることができます。なんだか、そんな時は、複雑な想いです。便利で良い世の中になることは素晴らしいことですが、人間の「心」はそう簡単に進化はしないんですね・・・・・
あ~~~ちょっと感じるままに言葉が出てしまいました。
ところで、スィートピーってとても良い香りですよね。それに、さほど高い花ではないので、50本くらいまとめて買って家に飾ると、とても良い香りを楽しむことができます。20、30本でも十分ですよ(笑)
良い香りと言えば、ストックも良い香りですね。
「ストック」
ストックとスィートピーは、癒しの効果から考えると、とても相性が良いんです。2種類の花を一緒に飾ると、優しい香りに包まれ幸福な気持ちになれます。
そして、忘れてはならない「紫の花」の代表は、「ラベンダー」ですね。
「ラベンダー」
「ラベンダー」ももちろん癒しの効果は大ですね。そして、眠れない時などは、そっと傍に置いておくと不思議とリラックスして眠ることができます。
では、少し存在感があって個性的な「紫の花」というと何を思い浮かべますか?
私は「アネモネ」です。
そして「スカビオサ」
「トルコキキョウ」
「アネモネ」や「スカビオサ」は、茎から花首にかけてとても特徴があります。ずーーっと見つめていると、なかなか自己主張のある花だな~と感じてしまいます。一方、「トルコキキョウ」もそれだけで存在感が大きく、薔薇よりも美しいではないか・・・とさえ思います。でも、「トルコキキョウ」は「トルコキキョウ」です。薔薇にはなれないんですね。そんな、花を見ていると、しっかり自分の個性を隠さず、無言に咲いている花が愛おしくなります。
「紫の花」にはそんな力があるのでないかと勝手に信じています。自分の個性は何なのか?強みは何なのか?自分の存在価値は何なのか?考えて不安になる時は、少し存在感のある「紫の花」を自分の傍に飾ってみましょう。そうすると、何か、気落ちに変化があるかもしれません。
「紫」の意味と役立て方
「紫色」を考えた時、どんなイメージを持ちますか?どんなことを連想しますか?身の回りで「紫色」って言うとどのようなものがありますか?・・・・・・・実は、ちょっと考えてもなかなか出てこなかったりしませんか?私が思いつくものでは、「紫芋」とか「ぶどう」とか「ブルーベリー」でしょうか?全部、食べ物ですね。不思議と身の回りに「紫色」という物があまりないことに気が付きませんか?
「無い」・・・と言うのは、昔から貴重な色だったと言うことになります。貴重な色だったから使えなかったのです。
昔は、貝紫と言われ、アッキガイ科の「貝」の分泌物を染料として用いられていました。1gの貝紫を採取するのに2000~10000個の貝が必要だったと言われて、大変貴重な色だったようです。また、貝紫で染められた物には「力が宿る」と信じられていたので、多くの権力者たちが禁色として、一般の人間の使用を禁じていたと言われています。
聖徳太子の時代には、官吏を表す冠の色を一番高い位を「紫色」としたため、この時代から「紫色」のイメージは、「高貴」な色というイメージが出来上がっていました。
そういったイメージを持つ「紫色」を身に着ける行為とか、何となく「紫色」に惹かれる自分って何なのでしょう?人の心の状態は、常に一定ではないので、なぜか「紫色」に惹かれる時があった方、もしこれからそんなことが起きた場合、このページを参考にしていただけるとうれしいです。
「紫色」を身に着けたい気持ち、何となく「紫色」が気になる時、それは「上昇志向が生まれている時」かもしれません。内側にある自分と良く向き合って、本当になりたい自分は何のか「紫色」の花を飾って考えてみましょう。花にはエネルギーがあると私は信じているので、きっと何か変化が生まれると思います。