ピンク色を想像する時、あなたはどのようなイメージを持ちますか？・・・・・・・ピンク色には、優しく包み込んでくれるイメージとやわらかいイメージが私にはあります。皆さんは、どのようなイメージを持ってるのでしょう？今回は、ピンク色の薔薇のお話です。ピンク色についても記事にしています。生活の中で、取り入れられそうなものがありましたら使っていただくとうれしいです。
薔薇の歴史を変えたピンク
一年中花をつける四季咲き性を持ち、大輪の一輪咲きの薔薇は主に「ハイブリット・ティー」という品種群に属します。近年では他の品種群も人気が高まりつつありますが、ハイブリッド・ティーはまさに「花の女王」に相応しく依然として高い人気を持っています。
薔薇と言えば赤色を思い浮かべる方が多いと思いますが、初のハイブリッド・ティーとされる薔薇は、実はピンクの薔薇だったのです。1867年に生み出された「ラ・フランス」という品種の薔薇が、ハイブリッド・ティーの元祖と言われています。
強いダマスク香を持ち、幾重にも花びらが重なる大きな花、さらに四季咲き性で多くの花をつけるラ・フランスは文字通り薔薇の歴史の転換点とされ、ラ・フランス以前の品種は「オールド・ローズ」、ラ・フランス以降の品種は「モダン・ローズ」と呼び分けられています。
ピンクの薔薇の品種
では、「オールド・ローズ」という薔薇はどのような花なのでしょう。「オールド・ローズ」の中でも一季咲きでピンク色した品種が多いものにダマスク系のものがあります。強い香りを放ち、ブルガリやトルコが主な原産地で、ローズオイルを抽出する為に使われます。
「ダマスク系イスパハン」
アルバ系の薔薇は寒さに強く、生命力に富んだ育てやすいオールドローズです。白や淡いピンクの花色がガリカ系とは対照的で、清楚な趣があります。甘い香りがあり、「白バラの祖」とも言われています。
「アルバ」
ケンティフォーリアはキャベツの葉っぱのように花びらの数が多いことから「キャベツローズ」とも呼ばれる系統です。ピンクがメインの薔薇で、甘い香りは香水の原料として利用されるほか、鉢植えにも多く使われます。
「ケンティフォーリア」
一方、「モダン・ローズ」と呼ばれる薔薇にはどのようなものがあるのでしょう。まずは、「モダンローズ」と呼ばれるきっかけになった「ハイブリッド・ティー」の薔薇、「ラ・フランス」です。ハイブリッド・ティーは四季咲きの薔薇の系統です。これは一つの茎に一輪の大きな花を咲かせるのが特徴と言えます。大輪のハイブリッド・パーペチュアルと四季咲きのティー・ローズを交配して誕生したのがハイブリッド・ティーです。
「ラ・フランス」
ハイブリッド・ティー系の記念すべき第一号となります。淡いピンクの透き通るような花びらが幾重にも重なり、ふんわりと柔らかな印象です。香りも良く、ローズガーデンに必要な薔薇ですね。
四季咲きの薔薇でフロリバンダと呼ばれる系統があります。一つの枝に少し大きめの中輪がいくつも咲きます。その為、全体的にボリュームがあり、豪華に見栄えのする薔薇です。フロリバンダは四季咲きのすごく小さなドワーフ・ポリアンサ系の薔薇を品種改良して生まれました。特に「うらら」はまさにローズ色という表現がぴったりの鮮やかな濃いピンクが特徴のフロリバンダ系の花壇向き品種です。
「うらら」
枝が上へ上へと登っていく「つる状」の薔薇をクライミングと言います。クライミングの種類はテリハノイバラなどを改良したものと、「木ばら」が突然変異したものを改良した薔薇に分けられます。クライミング系の薔薇で「CL.ピース」という品種があります。色のベースは優しい黄色ですが花びらのふちはピンクがかっています。
「CLピース」
クライミング系と同じつるバラでシュラブという系統があります。半つる状に立ちあがった後に枝が曲がって下がるのが特徴です。花もきれいですが香り高い品種が多いことも特徴です。このシュラブ系で強い香りが特徴の「ガートルード・ジェキル」という品種があります。
「ガートルード・ジェキル」
ミニチュア系は花も株も小さくて、可愛い薔薇です。多花性の品種も多いので一つ一つは小さくても密集すると結構な迫力があります。四季咲きで鉢植えや花壇用に高い人気を誇っています。ミニチュア系の名花と言われている品種に「スタリナ」があります。「スタリナ」と言うと鮮やかな朱赤が主な花色の様ですが、ピンクも可愛らしく全体的のバランスがいい薔薇です。
「スタリナ」
実は、ピンクの薔薇で「ハロウィン」という薔薇があるんです。興味ある方は、以下のブログを参考にして下さい。
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ピンクの薔薇の花言葉
ピンクの薔薇の品種では、ピンク色を中心に薔薇の品種を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか？やはりピンクは、人の心を優しく包み込んでくれるそんな色のような気がします。少し、幸せな気分に優しくひたりたい時にはピンクの薔薇を飾ってみると良いかもしれません。
ピンク色の薔薇の花言葉は
「上品」「しとやか」「温かい心」「満足」です。
どの言葉も心が優しくなれそうな言葉ばかりですよね。
薔薇以外のピンクの花
薔薇以外の花でピンク色の花と言うとどのような花を思い浮かべますか？やはり日本人はあれですかね？・・・・・・サクラですね。ピンク色と言うだけで春を感じ、桜を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか？
「桜」
春は、桜のお花見に出かける方も多いですよね。冬の寒さからやっと解放され、温かい季節がやってくる期待感のワクワクな気持ちにさせてくれる花のような気がします。分厚いコートからも解放され気持ちも身体も軽くなれる花なのではないでしょうか。
そしてもう一つ春を感じさせてくれる花にスィートピーがあります。優しい香りのする花ですが、安らかな眠りを誘う花の一つでもあります。リラックスして深い眠りにつきたい時にはスィートピーが助けてくれるかもしれません。
「スィートピー」
良い香りがする春の花として、ストックもあります。スィートピーとストックの相性はとても良いのです。飾る時は、一緒にアレンジして飾ると癒しの効果と眠りの効果が倍増します。
「ストック」
スィートピーとストックについては、「バラの花言葉、色は紫」の記事でも少し触れています。参考にして下さい。
花屋に行けばほぼ一年中、見かけるのでは・・・というくらい定番のカーネーションはいかがですか？最近、心にゆとりがないな～と感じた時などは、ピンクのカーネーションをそばに飾ってみたりすると心にゆとりが生まれ、人に優しくなれるかもしれません。
「カーネーション」
少し存在感のあるピンクの花というとチューリップがあります。チューリップも春の花ですが、一輪でスラッとした花姿は、傍に飾っているとなぜか素直な自分の心に出会えたりします。
「チューリップ」
ピンクのガーベラと言うのも存在感があり、パワーを感じます。花屋で見かけて気になる様でしたら、傍においてあげましょう。新しい恋の始まりの準備が心の中で整ったサインかもしれません。素直な自分と向き合ってみましょう。
「ガーベラ」
ピンク色の意味と役立て方
ピンク色には、優しく、穏やかなやわらかいイメージがあります。自分の気持ちがそのような状態の時、私はピンク色が気になります。また、そういう気持ちになりたい時、ピンクの花を飾ると優しい気持ちになれるような気がします。ピンク色には、以前からホルモンバランスを整えてくれる色とも言われています。若さを保ちたいと思う場合は、ピンク色の花に囲まれて毎日過ごすことで、ホルモンバランスが整い、美肌にもつながります。
ピンク色が嫌いという方は少ないと思いますが、以前は何とも思わなかったけれど、最近ピンク色を拒絶してしまう方は、自分の中で押さえこんでいることがあるかもしれません。落ち着いて、自分と向き合う時間を作りましょう。
花には、エネルギーがあると信じています。何かお役にたちそうなことがありましたら、試していただくとうれしいです。
