黒い服を着たくなる時、黒いものを身に付ける時・・・・そんな時は、どのような気持ちのときですか?黒に対するイメージをポジティブ的にイメージする人とネガティブ的にイメージする人で分かれると思うのですが、貴方は、どちらですか?これって、恐らく悲しい事があった時には喪服を着て・・・という習慣がある一方で、お祝い事とかフォーマルの場では黒を着る習慣がある為に、全く反対のイメージを兼ね備えているのが「黒」という色が持つ性質なのかもしれないですね。
今回は、そんな黒色の話と黒の薔薇についても記事にしています。何か、生活の中に役立ちそうなことがありましたら取り入れていただけるとうれしいです。
黒色の薔薇
「黒薔薇」という言葉は、聞いたことがある言葉ですが、その言葉からイメージする薔薇はどのような薔薇ですか?私は、ずっと「黒薔薇」というと濃い赤色の薔薇のことだと思っていました。実際、花屋さんで、そのような事を聞いたことがありましたので・・・
でも、実は、実際に「黒い薔薇」って存在するんですね。私は、花が好きで、その中でも薔薇が好きなので、趣味として、このような記事を書きながら自分でも勉強しているのですが、調べていくうちに「黒薔薇」があることがわかったのです。
黒薔薇は、トルコのユーフラテス川流域のハルフェティの村で生息しているようです。非常に珍しい天然の黒薔薇です。
この漆黒の黒薔薇を咲かせるには、この地域特有の土壌と気候という特別な条件が必要のようです。夏には、わずかに深紅色がかることがあります。それでも世界に類を見ない黒さです。
「夏の黒薔薇」
トルコの開発は目覚ましく、ハルフェティの村の大半は1990年代に建設したダムのために水没してしまい、黒い薔薇は絶滅の危機に瀕しましたが、10㎞ほど離れた場所で土壌環境を構築して、保存する為の努力を続けられているようです。黒でもやはり薔薇は美しいですね。
しかし、日本で手に入る「黒薔薇」というと・・・バレンタインデー用にも使われることがある「ブラックバカラ」です。実際、薔薇には黒という色素を持たないため、「ブラックバカラ」も黒ではなく実際は、限りなく黒に近い濃赤色の薔薇です。
「ブラックバカラ」
「ブラックバカラ」の他に「黒薔薇」と呼ばれている品種には「ルイ14世」「パパメイアン」「オクラホマ」があります。
「ルイ14世」
「パパメイアン」
「オクラホマ」
香りの良い「黒薔薇」ということで、日本産の「真夜(まよ)」は知っておきたい品種です。
「真夜」
黒色の薔薇の花言葉
黒薔薇について、様々な品種を紹介しましたが、いかがでしたか?私は、薔薇はやはり「美しい」と思ってしまいました。
薔薇の花言葉は、色によって違うのですが、色素がないと言われている黒薔薇の花言葉もしっかり存在しています。
黒薔薇の花言葉は、
「貴方はあくまで私のもの」「憎しみ、恨み」「決して滅びることのない愛、永遠の愛」
束縛感のある言葉だったり、相手を呪縛する言葉だったりが並びますね。
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薔薇以外の黒色の花
黒色の花って存在するのかな?って考えたことありますか?存在するかしないかの答えって、理科系が強い人はすぐわかると思います。
もともと花の色素に黒はないようです。花の色素のもとになるのは、アントシアン、カロテン、フラボノイドという物質です。アントシアンは、赤、青や紫色のもとになり、カロテンは黄色、だいだい色のもとになり、フラボノイドは、薄い黄色のもとになります。この3つの色素が混ざりあって色々な花の色となります。
花は、虫やチヨウに花粉を運んでもらわないと種子ができないので、虫が寄ってくることが必要です。しかし、黒は虫やチヨウには見えないと言われています。その為、黒い色素を持った花は、存在できないのです。でも、自然界には、クロユリや黒いチューリップなどが存在します。なぜ?って思いますよね。それは、黒っぽく見える花ですが、実は、赤や紫の色素が濃く集まったものなのです。
以下は、薔薇以外の黒い花(黒っぽく見える花)の紹介です。調べてみるとかなりありますが、身近かに感じられる花をいくつか紹介します。
では、まずクロユリです。
クロユリと言うと、呪いなどのイメージがあったりしますね。怖い映画の題名にもなっていた気がしますが・・・・しかし、一方でポジティブな伝説もあるんですよ。アイヌ民族の間では、クロユリを好きな人の近くにそっと置いて、その相手がそのクロユリを手にすれば、二人は必ず結ばれるという言い伝えがあります。
クロユリの花言葉は、「恋」「呪い」です。
次は、チューリップです。
チューリップは、春の花ですね。花色が豊富なチューリップですが、黒チューリップと言うと「ブラックビューティー」「ブラックヒーロー」「夜の帝王」などの園芸品種があります。
「ブラックビューティー」
「ブラックヒーロー」
「夜の帝王」
しかし、黒チューリップの花言葉は、「私を忘れてください」なんです。
春の花ですが、なんとも寂しくなる花言葉ですね。
私が好きな花の一ついカラーがあります。春から夏の間に楽しめる花です。カラーには、茎まで黒い「ホットチョコ」という品種があります。
「ホットチョコ」
黒カラーの花言葉は、「乙女のしとやかさ」「情熱的」「熱血」「清純」「歓喜」「素晴らしい美」「夢」です。
スレンダーなカラーの花イメージらしく、カッコイイ言葉が並びますね。
一年中、どんな時でも見かける花にカーネーションがありますね。黒カーネーションの品種に「ブラックバッカラ」があります。濃い赤色の品種ですが、ガーデニングにも人気の様です。
「ブラックバッカラ」
カーネーションと言うと、母の日に贈る花のイメージですね。黒カーネーションの花言葉に素敵な言葉があります。
黒カーネーションの花言葉は、「あなたを熱愛しています」「熱烈な愛情」「あなたの愛を信じる」「母の愛情」です。
母の日に黒カーネーションを贈るのも良いかもしれませんね。
手軽にガーデニングとしても育てやすいチョコレートコスモスはかわいいですよね。春から夏にかけて楽しめるので、家で育てるのでしたら、長い間楽しめますよ。
「チョコレートコスモス」
チョコレートコスモスの花言葉は、「恋の終わり」「恋の思い出」「移り変わらぬ気持ち」です。
黒色の意味役立て方
黒は、光を全吸収する色、すべての色を閉じ込めてしまう色です。「光そのもの」である白に対して、黒は「闇」の象徴であり、対極の色と言えます。しかし、白と同様にポジティブとネガティブ両極のイメージを同時に併せ持つ色でもあります。
黒は、闇の色として、私たちの無意識の中に恐怖や危険というイメージを自然にすりこんでいます。闇は生命の源である「太陽=光」が失われることにつながり、それがまた「死」のイメージへと結びついていったと考えられています。
その為に、黒は悪魔や悪の神を表す色とされたり、失われた深い悲しみを表す「喪」の色とされたのです。
一方、古代から、黒は燃え尽きた炭の色であり、その中から新たな命が生まれる「再生」の色としても扱われていました。中国の水墨画の墨一色で描かれた世界は、観る者に無限の色彩を感じさせます。黒は全てを内包する色でもあり、全ての可能性を秘めている色でもあるのです。
このように、二つの全く正反対のイメージを持つ「黒」を好んで着たり身に付けたりする方は、外からの刺激をなるべく遮断したい方だと思います。そして、自分の内側にある、何か見せられないものを常に抱えているのではないでしょうか?
そのまま、黒を好んでばかりいると、毎日、鎧を付けて生活しているようなものなので、疲れもなかなか抜けないのではないでしょうか?そんな時は、少し薄いパステルカラーの優しい色の花を飾ったり優しい色の物を身に付けてみるのはいかがですか?自分の鎧を少し薄くしてあげましょう。視覚から入るちょっとした色の変化で気持ちが軽くなることもあります。
以下は、おすすめの記事です。
ピンクのバラの花言葉
私は、花にはエネルギーがあると勝手に信じています。何か生活に取り入れていただけるとうれしいです。